広告あれこれブログ

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【イラレ時短】国土地理院の地図をフライヤーデザインに使用し、Macで効率的に広域マップを作成する方法。

こんにちは!漕子です。今回は楽に地図が作れる一例のご紹介。以前、複数のサロンを展開するクライアントの案件で長B3サイズのフライヤーを作成しました。問題は超広域のマップを表紙に入れるということで、その作成をどうするかということでした。

課題1 広域マップを効率的につくる

制作にあたっての課題は広域詳細マップをいかに早く作るか。よく不動産広告で見かける広域詳細地図ですが、会社によっては外注して作成しているそうですね。また内製するにしてもGoogleマップをチマチマとトレースするという人海戦術をとる会社もあるそうです(本当はダメですけど)。有料素材を使えば一瞬で終わって楽なんですが…。有料は会社のOKが出ない…でもしんどいのもイヤというわけで…国土地理院に申請をあげつつ、別途データをダウンロード→ダウンロードした元データを装飾して改編することにしました。下記にあるのがその作成データ。このように広域となると手作業でつくると丸2日寝ずに作ってやっと完成といった感じかと思います。

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申請をあげつつ(今回は作成から納期が短いので)同時進行でデータをダウンロードして、使えるデータにして装飾を施します。

申請にあたっての手順は、簡単に言うと「国土地理院サイトでIDをつくって、ログイン。サイト内にて申請項目をポチポチ選んで送信。」(内容の不備によって、審査保留で差し戻しもあります。)作成している間に審査が通れば「測量成果使用承認書」がメールで届きます。そこには承認番号が書いてあり、成果品(納品物)に明示する必要があります。

 課題2 規定文言を組み込む

問題は、その文言(承認番号)をデザインを崩さずに入れること。可読範囲のQ数で作成する必要があります。小さすぎて目立たない状態だと国土地理院的には駄目とのことでした。結果マップの右下に指定の字句を「3.5pt」で挿入。成果品は長B3サイズの観音開きになります。扉部分は2mm空きができるので、それを考慮してそこが欠けるように作成しました。 

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成果品の郵送

印刷会社へ入稿したあと成果品=見本誌が会社に届きます。これをヤマトDM便にて茨城県つくば市北郷1番にある「国土地理院 地理空間情報部 情報企画課 審査係」へ郵送します。その先で問題があれば、承認は取り消されるとのことですが。(そうなった場合、世に出てしまったものをどうするというのか。回収?そうならないように注意を払って進めましたけど)。

この方法は申請がやや面倒ですし、成果品郵送後の却下のリスクなどがありますが、圧倒的な速さでほぼ一瞬で広域地図を仕上げることができました。

検討材料

イラストレーターの有料プラグインと、有料地図ダウンロードで解決する方法がベストかと思うので、制作の頻度によって、導入を検討したほうが良いでしょう。

手順のおさらい

国土地理院サイトでユーザー登録を済ませて、必要なデータ=基盤地図情報をダウンロードする。詳細な流れは公式サイトを参照してください。 ※まずはダウンロードしたい地域の「全項目」をダウンロードしてみると良いでしょう。zipファイルが保存されます。zipは解凍しておきましょう。

・申請フローに沿って申請が必要かどうかを確認する。詳細は公式サイトへ。※このヘアサロンへの使用については問題なく申請が通りました。

・地図データをMacで読み込む用に基盤地図ビューアV4 4.2.0をダウンロードする。配布サイトよりダウンロード。

・基盤地図ビューアV4を起動し、解凍しておいたフォルダ(内のxmlデータ)を読み込む。ビューアの使い方はダウンロードデータ内にマニュアルがありますのでそれを参照。

・読み込んだデータ(広域なら表示は1/5000か1/1万あたり、表示項目は必要に応じて選択)をpdfで保存。

・保存したpdfをIllustratorで開く。あとはいつものイラレでの作業と同じです。

 

この手順の中で若干面倒なのが申請関連。しかしそこはしっかりやっておきましょう。規定の文言を入れる必要がありますので、そこは事前にクライアントに伝える必要もありますのでくれぐれもご注意を。

この記事はあくまでも漕子の事例ですので、全てのケースを保障するものではありません。トラブルなどはご注意の上、自己責任にてお願いします。

 

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